西井 勢津子氏

2017年9月20日
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お名前:西井 勢津子

フリガナ:ニシイ セツコ

所属事業所名:株式会社地域資源バンクNIU

肩書:代表取締役

URL(WEBサイト又はブログ等):niu-mon.com

西井勢津子氏

プロフィール

都市と農村をつなぐつなぎ手を志し、2010年多気町丹生にて地域資源をプロデュースする会社を設立、その後家族で移住した。移住希望者と地域を繋げる「勢和の家つなぎプロジェクト」やワンディシェフの仕組みを取り入れた食堂「サラダボール」、里山に眠る古道を復活させた「勢和の森マウンテンバイクコース」等をプロデュースしてきた。新規事業「バックヤードサイクリングツアー」でWIT2016イノベーション賞を受賞、この秋いよいよ始動する。

 昨年のStarShowから今、そして未来。

西井勢津子氏

 栄えあるイノベーション賞をいただきましたが、実はこの1年は、「輝き」とは真逆の「孤独」の1年でした。既存の事業整理のためにパートナー企業と話し合いを重ね、自ら一時的に現場入りしたり、退職した職員の分も事務系の仕事をすべて自分でこなしたり。新規事業を立ち上げる!その一心でした。

その間にも、これまでの会社の軌跡、外部環境と内部環境、そして「社会に役立つ自分らしさとは何か」を分析し、自分に足りないものを嫌というほど知って、対策を考える1年。やっとガイドツアーの事業計画書からロゴマークやパンフレットの作成にこぎつけたところです。

世界では、輸出産業の中でも自動車を超えるシェアと言われる観光業。その中でも日本ではまだまだ足りないガイディングという仕事は、他でもない地域のファンを増やす仕事です。長い目で、ここで暮らし働きたいと思う子どもたちのひとつの選択肢になればと願いつつ、この9月21日に事業スタートします。

ファイナリスト達へのメッセージ

 女性が輝くというと、キラキラしたイメージがありますが、昨年以来私はこう思うようになりました。輝くとは、たくさんの地味な苦労を引き受けて「にもかかわらず誰かのために笑う」姿のことだと。昨年の受賞者の皆さんと語り合いながら気づいたことでした。おそらく今日のファイナリストの皆さんも、その道を通ってきた方々ばかりのはず。ステージでは、これからのことを語りながらも、これまでの自分を少し愛でてあげてください。